Python Colaboratory

CSV ファイルの読込

Google Colaboratory で動かす Pythonプログラム のなかで、 テキストファイルや CSV ファイルなどを読込みたい場合があります。
このようなときは、読込ませたいファイルを、あらかじめ Google ドライブにアップしておき、 そこから作成プログラムに読込みます。
まずは Google ドライブの \Colab Notebooks の中に \my_data を作成します。
□Colab Notebooks を右クリックして「新しいフォルダ」をクリック
my_data フォルダ (名前は適当です)
を作成します。
自分の PC で作成したファイル今回は
colab-data0.csv
をファイルのアップロ-ド(右クリックで可能です)でこのフォルダに送出します。
ちなみにこの CSV ファイルは ここ をクリックするとダウンロードすることができます。


  • MyDrive/my_data フォルダ

  • csv 表示ファイル作成

    それでは今アップロ-ドした colab-data0.csv の内容を表示するファイル test0002.pynb を新規に作成します。
    pandas で CSVファイルを読込んで表示するだけです。
    pandas は Colab の中にインスト-ルされていますので、pip でインスト-ルする必要はありません。

      import pandas as pd
      df = pd.read_csv(
      'drive/My Drive/Colab Notebooks/my_data/colab-data0.csv'
      )
      print(df)
    

    ポイントは Google Colab. からみた Googleドライブのパスが
    'drive/My Drive/Colab Notebooks/my_data/colab-data0.csv'
    になると言うところです。
    こんなのわかりませんよね!
    まだうまく動かないのです。
    「□」をクリックし、次に マウント をクリックします。
    すると、下図のようになり実行可能となります。


  • csv ファイル表示

  • 要するに Google ドライブにアップしたファイルをノートブックのなかから読込むためには、 Google ドライブをマウントする必要があるのです。

    メモ

    Colaboratory で一番困ったことはペ-スト(貼付)が最初うまくできなかったことです。
    いろいろやった挙げ句
    [ctrl]+[v]
    できました。
    いやはや!!

    プレインストールされていないパッケージ

    Google Colab には大概のパッケージ/モジュールがプレインストールされているので、何も考えずに import するだけで、pandas や numpy が何の問題もなく快適に使うことができます。
    もし、プレインストールされていなければ、例えば
    !pip install malfinance
    としインスト-ルすれば簡単に malfinance をインストールすることができ、その後、 スクリプトもきちんと走ります。
    でも、一旦 Google Colab を閉じて、ブラウザも閉じてしまい、再度立上げると、入れたはずの モジュールが消えてしまいます。
    要するに、ユーザーが追加インストールしたパッケージ等は消去されます。
    これを避けるため、Google ドライブにモジュール置場をつくり、 そこにモジュールをインストールしておいて Colab から読みに行かせることにします。

    Google ドライブにモジュールをインスト-ル

    1. Google ドライブにモジュール置場作成

      Google ドライブに自分専用のモジュール置場を作ります。
      ブラウザの別ウィンドウで Googleドライブ
      https://drive.google.com/drive/my-drive
      にアクセスします。
      サイトに入ると、マイドライブの直下に「Colab Notebooks」というフォルダがありますので、 このディレクトリの下に、 my-modules というディレクトリを作りここに追加モジュ-ルを置くことにします。

    2. モジュールをインスト-ル

      Colab に戻ってまずは、
      pip の install コマンドを入力し、自分専用モジュール置場 my-modules に
      mplfinance(なんでも好きなもの)をインストールします。
      *** mplfinance はロ-ソク足チャ-トを表示してくれるモジュ-ル ***
      このとき、--target option を付けるのがポイントです。
      --target を付ければ dir123 にパッケージがインストールされます。


        !pip install --target /content/drive/MyDrive/Colab\ Notebooks/my-modules mplfinance
      

      /content/drive/MyDrive/Colab\ Notebooks/my-modules
      がインスト-ル先になります。
      Colabと Notebooks の間に space があるので、その前に \ マ-クを入れて space があることを強調します。
      ドライブのマウント「□」に斜め線/が入っていることを確認したら「▷」をクリック、 インスト-ルを実行します。
      最後に WARNING: The following packages were previously imported in this runtime:
      [cycler,dateutil,kiwisolver,numpy]
      You must restart the runtime in order to use newly installed versions.
      の警告が出ますが、これは Colab 本体にも cycler,dateutil,kiwisolver,numpy が入っていますよ!
      このモジュ-ルを実行する前に、ランタイムを再起動しなさい。
      ということなので、素直にわかったとして何もせず終わります。


    3. mplfinance インスト-ル

    4. モジュール置場の場所を教える

      Python スクリプトの最初に
      import sys
      sys.path.append(
      '/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/my-modules'
      )
      と書いてモジュール置場の場所を教えます。


    引き続き、mplfinance を使用してみます。


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