さくら VPS CNN 豪ドル/円予測

さくら VPS CNN 豪ドル/円予測概要

ここまで
Python Colaboratory Ⅴ
CNN (Convolutional Neural Network)概要
 ~
CNN 豪ドル/円4時間足予測ファイル動作結果後半
のなかで、CNN 豪ドル/円予測についていろいろ説明してきました。
ここからは、これらをさくら VPS のなかに入れて動かしていきます。
CNN 豪ドル/円予測ファイルに関しては
CNN 豪ドル/円予測ファイル
のなかでまとめています。
これを改造して、さくら VPS CNN 豪ドル/円予測ファイル
keras-go-cnn.py
を作成していきます。

keras-go-cnn.ipynb ⇒ keras-go-cnn.py

colab の中で動作させた
CNN 豪ドル/円予測ファイル
keras-go-cnn.ipynb
を改造して、さくら VPS で動く
CNN 豪ドル/円予測ファイル keras-go-cnn.py
を作成します。 Colaboratory で作成した
keras-go-cnn.ipynb
は、さくら VPS の中では .ipynb のままでは動かないので、書式を変更します。
Colaboratory の中で keras-go-cnn.ipynb を開きます。
ファイル
⇒ダウンロ-ド
⇒ py をダウンロ-ド
と順にクリックし、私の場合は自分のパソコンの
c:\vb_public_html フォルダ
に keras-go-cnn.py として保存しました。

CNN 豪ドル/円予測ファイル修正

さくら VPS のなかで keras-go-cnn.py が動作するように改造します。

  1. Python3 ディレクトリ追記(1行目)

    最初に、 お決まりでファイルの文字コード宣言をしておきましょう。
    # -*- coding: utf-8 -*-
    次に、さくら VPS 内のどこに Python3 のあるディレクトリがあるか明記します。
    #!/usr/bin/python3
    次に info 情報が表示されないように
    os.environ['TF_CPP_MIN_LOG_LEVEL']='1'
    を追加します。
    さらには
    mplfinance モジュ-ルは
    /usr/local/lib/python3.8/dist-packages
    にインスト-ルされていますので、モジュ-ルパス追加は必要ありません。
    sys.path.append(
    '/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/my-modules'
    を削除します。

  2. CSV ファイルフォルダ変更(36行目)

    さくら VPS CNN 豪ドル/円予測ファイルを作成するにあたって 使用する豪ドル/円-日足データは
    マネパ CSV ダウンロードファイルまとめ
    でダウンロードした mane_chart_go.csv ファイルを利用します。
    このファイルは
    /home/yamada/public_html/manep/mane_chart_go.csv
    にあります。
    よって

    xl_df = pd.read_csv(
     "drive/MyDrive/Colab Notebooks/my_data/colab_mane_chart_go.csv",
      encoding="cp932")
       ↓   ↓
    xl_df = pd.read_csv(
     "/home/yamada/public_html/manep/mane_chart_go.csv",
      encoding="cp932")
    

    とします。
    CSV ファイルの保存場所は絶対パスで表記する必要があります。

  3. コ-ルパックモデル保存場所変更(180行目)

    コ-ルパックによる最良モデルの保存場所を変更します。
    保存場所はフルパスで指示します。

    "drive/MyDrive/Colab Notebooks/my_data/jena_dense_go_cnn.keras",
         ↓     ↓
    "/home/yamada/public_html/colab/jena_dense_go_cnn.keras",
    

    colab フォルダはあらかじめ作成しておいてください。

  4. 最良モデルの呼出(202行目)

    最良モデルの呼出ファイルの保存場所を変更します。

    "drive/MyDrive/Colab Notebooks/my_data/jena_dense_go_cnn.keras"
         ↓     ↓
    "/home/yamada/public_html/colab/jena_dense_cnn.keras"
    
  5. 予測チャ-ト保存場所変更(310行目)

    でき上がった予測チャ-ト図の保存場所を変更します。
    保存場所はフルパスで指示します。

    plt.savefig(
     'colab_mane_chart_go_cnn.png')
      ↓
    plt.savefig(
     '/home/yamada/public_html/manep-img/colab_mane_chart_go_cnn.png')
    

    manep-img フォルダはあらかじめ作成しておいてください。

  6. 4時間×6本の予測値保存場所変更(325行目)

    24時間の予測値の保存場所を変更します。
    保存場所はフルパスで指示します。

    df_concat.to_csv(
    # 'colab_mane_chart_go_cnn.csv',
      '/home/yamada/public_html/manep-img/colab_mane_chart_go_cnn.csv',
       header=False, index=False)
    

CNN 豪ドル/円予測ファイルサイレント化

ここまでは、RNN 豪ドル/円予測Ⅱ最新ファイルの動作の途中経過がわかるように、状況表示を表示してきました。
これをサイレント化して実行するようにします。

  1. print(*****) 文コメント化

    途中にある
    print(*****) 文をすべてコメント化します。
      ⇩
    # print(*****)

  2. 途中経過グラフ表示停止

    途中経過グラフ表示を止めます。
    80~81、207~211、247行目
    # plt.plot(**~**)
    # plt.show()

  3. verbose=0 追加

    history = model.fit(*~*)
    のなかにある
    # verbose=0,
    のコメントをはずします。
    verbose=0,
    これにより、進捗状況報告の
    Epoch 1/40
    3/3 [===] - 1s 323ms/step - loss: 0.7151 - mae: 0.7040 - val_loss: 0.2704 - val_mae: 0.4150
    のような報告が表示されないようになります。

  4. verbose=0 再追加

    verbose=0 は model.predict( )にも追加します。
    pre = model.predict(test_dataset)
     ⇩
    pre = model.predict(test_dataset, verbose=0)

    batch_predict = model.predict(test_data_f)
     ⇩
    batch_predict = model.predict(test_data_f, verbose=0)

  5. デ-タセット表示削除

    130~165行目、 訓練デ-タセットと検証デ-タセットの表示は必要ありませんので削除します。


以上で変更作業は完了です。
ここまでで改造すべきところは列挙できましたので
引き続き CNN 豪ドル/円予測 PY ファイル keras-go-cnn.py をまとめます。


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