さくらのクラウド オブジェクトストレージ

さくらのクラウド オブジェクトストレージ概要

さくらのクラウド オブジェクトストレージがどのようなものなのか説明していきます。
簡単に言うと「オブジェクトストレージ」があると、HTTPS プロトコルを使用してファイル(オブジェクト)を 保管、取得できるようになります。
例えば、オブジェクトストレージに
abc.jpg を保存すれば
このファイルを HTTPS プロトコルで見ることができます。

さくらのクラウド オブジェクトストレージ情報

さくらのクラウド オブジェクトストレージの詳細を見ていきます。
サービス基本情報・・・①
を順番に読んでいきます。
ここに、さくらのクラウド オブジェクトストレージのサービス基本情報が書かれています。
まずは、ここを読んでオブジェクトストレージを利用できるようにしましょう。
必読です。
熟読しましょう。

オブジェクトストレージ利用開始

①の中に、ご利用開始の手順 がありますので、これを読んで自分のオブジェクトストレージを作成します。
私は、利用を開始したいサイトを
石狩第1サイト
にしました。すると
オブジェクトストレージにアクセスするための アクセスキーID (a) と シークレットアクセスキー (a) が表示されます。
これは大切なキーですのでコピーして保存します。
アクセスキーID(a)の例
 FZ****72*J***Z0A**LB
シークレットアクセスキー(a)の例
 Nb*****9uQK*****m5H*****pTe*****hU****A=
これでオブジェクトストレージを利用できるようになりました。
引き続きオブジェクトストレージを利用していきます。

オブジェクトストレージ基本操作

サービス基本操作・・・②
を順番に読んでいきます。
ここも必読です。
熟読しましょう。

ここに、さくらのクラウド オブジェクトストレージのサービス基本操作方法が書かれています。
まずは、バケット(オブジェクトを格納する入れ物)を作成します。
私は、76bucket を作成しました。
次に「バケットACL」を設定します。
これを設定することで、匿名アクセス時にバケット単位でオブジェクトリスト表示を 許可する(Public read)または許可しない(Privat」e)を選択できます。
私は、
public-read 認証が不要な URL 経由でオブジェクトリストを取得できる
を設定しました。

バケット内にフォルダを作成

「フォルダの作成」ボタンからバケット内にフォルダを作成することができます。
私は、
folder-1/
を作成しました。
ローカル(自分の PC Windows11)にあった適当なファイル test.png を folder-1/
にアップロードします。
「オブジェクトACL」は public-read にしました。

パーミッション設定によるアクセスキーの発行

「パーミッション」メニューより、 作成済みのバケットごとに指定したパーミッションでアクセスできるアクセスキー(b)を発行できます。
オブジェクトストレージにアクセスするためのアクセスキー(a)も大切ですが、 こちらのバケットごとのアクセスキーも重要です。
実際のオブジェクトストレージへの接続の際は、サイト利用開始時に発行されるアクセスキー(a)ではなく、 パーミッション設定画面 で発行したアクセスキー(b)を使用します。
私は、perm76 という名前のパーミッションを バケット 76bucket に追加しました。
パーミッションタイプは READ/WRITE としました。
すると

アクセスキー
シークレットアクセスキーをコピーしてください。
シークレットアクセスキーは再度表示することができません。
アクセスキーID
W6***DG***QW***H7*OB   コピーする
シークレットアクセスキー
8D***W=Y***Tsp***7Uo***8Kw***VFT***C**t4   コピーする

と表示されます。
シークレットアクセスキーは忘れてはいけません。

curl コマンドからオブジェクトをダウンロード

76bucket/ に上げた test.png をダウンロードします。
さくらのクラウド オブジェクトストレージをAmazon S3互換APIで使う
~第2回:S3互換APIをプログラムから呼び出そう~

が参考になります。
Windows11 WSL2 Ubuntu 24.04 LTS にダウンロードします。
Ubuntu 24.04 を起動します。
76bucket フォルダのファイルリストを表示してみます。
curl は、URLを使用してデータを転送するためのコマンドラインツールおよびライブラリです。
GET リクエストとは、Web サーバー上の指定されたリソースから情報やデータを取得する HTTPメソッド です。
-X HTTPメソッドの指定
$ curl -X GET https://対象のURL
が基本形です。
yamada@yama:~$ curl -X GET "https://s3.isk01.sakurastorage.jp/76bucket?list-type=2"
[結果] xml 形式で表示されます

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<ListBucketResult xmlns="http://s3.amazonaws.com/doc/2006-03-01/">
<Name>76bucket</Name><Prefix/>
<MaxKeys>1000</MaxKeys>
<IsTruncated>false</IsTruncated>
<FetchOwner>false</FetchOwner><ContinuationToken/>
<KeyCount>2</KeyCount><Contents><Key>folder-1/</Key>
<LastModified>2026-05-27T09:08:41.349Z</LastModified>
<ETag>"d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e"</ETag>
<Size>0</Size>
<StorageClass>STANDARD</StorageClass>
</Contents><Contents><Key>test.png</Key>
<LastModified>2026-05-27T09:17:28.837Z</LastModified>
<ETag>"7bf8d11c17c0e0949a285078ef797e9d"</ETag>
<Size>1288</Size>
<StorageClass>STANDARD</StorageClass>
</Contents></ListBucketResult>

次に folder-1 にある test.png をダウンロードします。
同じ名前 -o test.png で直下にダウンロードします。
yamada@yama:~$ curl -X GET "https://s3.isk01.sakurastorage.jp/76bucket/test.png" -o test.png
[結果]

  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100  1288  100  1288    0     0   5728      0 --:--:-- --:--:-- --:--:--  5750

yamada@yama:~$ の直下に test.png がダウンロードされました。
Linux \\wsl.localhost\Ubuntu-24.04/home/yamada/test.png

ubuntu からオブジェクトストレージにアップロード

コントロールパネルからのオブジェクトアップロードは Web ブラウザ経由でオブジェクトをアップロードすることが可能で、 この機能を利用することで、S3 互換の API やクライアントが手元に無い環境でも手軽にアップロードすることができます。
ここまで、これらの方法で、ローカル(自分の PC Windows11)にあったファイルを さくらのクラウド オブジェクトストレージにアップロードしました。
今度は、 AWS CLI を使用して Ubuntu 24.04 の中にあるファイルをオブジェクトストレージにアップロードしてみます。
さくらのオブジェクトストレージにローカルファイルをアップロードする
及び、 AWS CLI の最新バージョンのインストールまたは更新
が参考になります。
まずは、ubuntu に AWS CLI を入れることが必要です。
さくらのオブジェクトストレージはファイル操作手続きに Amazon S3 プロトコルを採用し、 バックエンドストレージとして使用できるようになっています。
よって、AWS CLI を ubuntu にインストールします。
今回は、Windows11 WSL2 Ubuntu の中に AWS CLI を入れます。
Windows11 WSL2 Ubuntu の作成方法は Windows11 WSL2 Ubuntu 24.04 LTS 概要 以下に書いてありますので参照してみてください。

ここまででとりあえず、オブジェクトストレージが利用できるようになりました。
引き続き AWS CLI について説明していきます。


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