さくら VPS メ-ル サ-バ
Dovecot インスト-ル
SMTP 認証 postfix 設定ファイル追加修正が完了しましたので、
引き続き Dovecot をインスト-ルします。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
を順に実行し、インストール済みのパッケージ更新をおこない、
Ubuntu を新しいバージョンにアップグレードします。
それから
$ sudo apt install dovecot-core dovecot-pop3d dovecot-imapd
を実行します。
シリアルコンソ-ル(β版)を開き、
yamada@********:~
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install dovecot-core dovecot-pop3d dovecot-imapd
Dovecot がインスト-ルできたら
Dovecot 設定ファイル変更
Dovecot 設定ファイル
/etc/dovecot/conf.d/10-master.conf
を編集します。
# Postfix smtp-auth
#unix_listener /var/spool/postfix/private/auth {
# mode = 0666
#}
となっていますのでこれらを
# Postfix smtp-auth
unix_listener /var/spool/postfix/private/auth {
mode = 0666
user = postfix
group = postfix
}
に変更します。
なお
mode = 0660
とすると他のユ-ザは読めない設定になります。
今回は他のユ-ザも読める設定 0666 にします。
上記の例では、Postfix と Dovecot の通信に UNIX ドメインソケットを使用することを仮定しています。
この設定では、メールキューが /var/spool/postfix/ ディレクトリーに配置され、
アプリケーションは postfix のユーザーおよびグループで実行されることになります。
mode = 0660 では、読取りおよび書込み許可は、postfix ユーザーおよびグループに限定されます。
Postfix と Dovecot の通信には他の方法もあるようです。
シリアルコンソ-ル(β版)を開き
yamada@********:~$
sudo nano /etc/dovecot/conf.d/10-master.conf
# Postfix smtp-auth
# tuika
unix_listener /var/spool/postfix/private/auth {
mode = 0666
user = postfix
group = postfix
}
Ctrl + o
Enter
Ctrl + x
で終了します。
6行を追加しました。
Dovecot 設定ファイル変更その2
/etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf
を編集します。
100 行目あたりにあります。
auth_mechanisms = plain
を
auth_mechanisms = plain login
に変更します。
あと、dovecot の認証に使っているアカウント情報がどこか確認します。
デフォルトでは Linux のユーザーを使用しているので念のため確認します。
最後から7行目
!include auth-system.conf.ext
がコメントアウトされていなければ問題ありません。
ここがコメントアウトされている場合は、Linuxのユーザーを使用しない設定になっています。
その後 Postfix と Dovecot を再起動します。
シリアルコンソ-ル(β版)を開き、
yamada@********:~$
sudo nano /etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf
# henkou login tuika
auth_mechanisms = plain login
Ctrl + o
Enter
Ctrl + x
で終了します。
1行を追加しました。
その後
$ sudo systemctl restart postfix dovecot
で postfix と dovecot を再起動して完了です。
Postfix SMTP 認証接続テスト
telnet コマンドを使用してSMTP 認証接続テストをします。
SMTP ポ-ト(25番)に接続して確認します。
シリアルコンソ-ル(β版)を開き
yamada@ik*-***-*****:~$ telnet localhost 25
Trying ::1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
220 mail.70vps.net ESMTP Postfix (Ubuntu)
EHLO 70vps.net ←EHLO コマンド入力
250-mail.70vps.net
250-PIPELINING
250-SIZE 10240000
250-VRFY
250-ETRN
250-STARTTLS
250-AUTH PLAIN LOGIN ←要確認
250-AUTH=PLAIN LOGIN ←要確認
250-ENHANCEDSTATUSCODES
250-8BITMIME
250-DSN
250 SMTPUTF8
QUIT ←QUIT コマンド入力
221 2.0.0 Bye
Connection closed by foreign host.
250-AUTH PLAIN LOGIN
が確認できたら OK です。
でもこれで、メ-ル送信ができると思ったら大間違い、
OP25B 問題の解決や SSL 化してセキュリティ強化をしなければいけません。
先は長いですね。
引き続き、OP25B 問題の解決をしていきます。