さくら VPS Ubuntu Web サービス
仮想ホストの設定
ここまで、新規ドメインの取得し、ドメインのゾ-ン設定までができました。
引き続き、仮想ホストの設定をしていきます。
この設定ができると、Web URL 設定が ~yamada のようなユ-ザ名なしでアクセスできるようになります。
http://70vps.net/~yamada/test1.html
↓
http://70vps.net/test1.html
仮想ホスト設定
を見ると参考になると思います。
新規に仮想ホスト設定 conf ファイル
/etc/apache2/sites-available/70vps.net.conf
を作成します。
名前は分かりやすい名前にしてください。
ただし、アンダバ-は使用できません。
Apache2.4.25 以降ではエラーになります。
注意してください。
私は、v_host を使用していてひどく苦労しました。
詳細は
Apacheにバーチャルホストを設定するときのエラーと対処法
を参照してください。
シリアルコンソ-ル(β版)を開き、
yamada@********:~$ sudo nano /etc/apache2/sites-available/70vps.net.conf
とし、以下の内容を入力し保存してください。
ただし、最初に、
Listen 100.101.102.103:80
NameVirtualHost 100.101.102.103:80
のような内容は書いてはいけません。
# 70vps.net 用設定ファイル新規作成
# ホスト名にアンダースコアを使うと
# 400 Bad Request が発生する
<VirtualHost 100.101.102.103:80>
ServerName 70vps.net
ServerAdmin web-master@70vps.net
DocumentRoot /home/yamada/public_html
ErrorLog /var/log/apache2/70vps.net.error.log
CustomLog /var/log/apache2/70vps.net.access.log combined
LogLevel warn
</VirtualHost>
次に、
yamada@********:~$ sudo a2ensite 70vps.net
Enabling site 70vps.net
To activate the new configuration, you need to run:
systemctl reload apache2
で設定を読み込み、Apache2 を再起動します。
yamada@********:~$ sudo systemctl restart apache2
仮想ホスト設定確認
/etc/apache2/sites-enabled
を見ると 70vps.net.conf
が追加されたのがわかります。
/etc/apache2/sites-available/70vps.net.conf
/etc/apache2/sites-enabled/70vps.net.conf
の2つのファイルは中身は全く同じものなのです。
そして
etc/apache2/apache2.conf には
IncludeOptional sites-enabled/*.conf
なる記述があるので、
70vps.net 用設定ファイル
sites-enabled/70vps.net.conf
を読み込んでいるのです。
すなわち apache2.conf が最終的な apache2 の conf ファイルとなっているのです。
仮想ホストをブラウザで確認
ブラウザのアドレスバーに
http://70vps.net/test1.html http://100.101.102.103/test1.html http://70vps.net/~yamada/test1.html http://100.101.102.103/~yamada/test1.html
と記入してすべての画面に
「ハロー!ワールド!」
と表示できれば仮想ホストの動作確認は完了です。
これで、仮想ホストの設定の説明は終わりです。
引き続き、Web サイトを SSL 化していきます。