さくら VPS Ubuntu 22 → 24.04 アップグレ－ド
さくら VPS Ubuntu 24.04 Python/pyplot インスト－ル
ここまでで、仮想環境の準備ができました。
引き続き、この仮想環境に Python ライブラリをインストールしていきます。
conda 仮想環境に Python ライブラリをインストールする方法については
Windows11 WSL2 Ubuntu Python Ⅱ
Windows11 WSL2 Ubuntu Python パッケージ
が参考になります。
まずは pyplot をインスト－ルします。
デ－タの集計と解析を行うためのライブラリは Python には多数そろっています。
その中でも、グラフを描くことに最も優れているのが pyplot です。
これを使うといろいろなグラフを簡単に描くことができます。
pyplot は matplotlib ライブラリ－の中にあります。
よって、 matplotlib をインスト－ルする必要があります。
matplotlib インスト－ル準備
仮想環境 conda に matplotlib をインストールします。
yamada@********:~$ conda install matplotlib
コマンド入力後、エンターキーを押すと処理が開始され、
確認メッセージ「Proceed ([y]/n)?」が表示されたら、
｢y｣を入力するとインストールを開始します。
matplotlib で必要とする拡張ライブラリ－もいっしょにインストールされます。
23年7月頃は
$ conda search -c conda-forge matplotlib
で matplotlib のインストールファイル版数合わせが必要だったのですが、いらなくなったようです。
$ conda list でインストールされたパッケージ一覧を見てみます。
yamada@********:~$ conda list # packages in environment at /home/yasuhiro/miniconda3: # # Name Version Build _libgcc_mutex 0.1 main _openmp_mutex 5.1 1_gnu anaconda-anon-usage 0.7.1 py313hfc0e8ea_100 annotated-types 0.6.0 py313h06a4308_0 ････････ ～ ････････ markdown-it-py 2.2.0 py313h06a4308_1 matplotlib 3.10.0 py313h06a4308_1 matplotlib-base 3.10.0 py313h68cf311_1 mdurl 0.1.0 py313h06a4308_0 menuinst 2.2.0 py313h06a4308_1 mkl 2023.1.0 h213fc3f_46344 mkl-service 2.4.0 py313h5eee18b_2 mkl_fft 1.3.11 py313h5eee18b_0 mkl_random 1.2.8 py313h06d7b56_0 mysql 8.4.0 h721767e_2 ncurses 6.4 h6a678d5_0 nlohmann_json 3.11.2 h6a678d5_0 numpy 2.3.1 py313h8d96ed3_0 numpy-base 2.3.1 py313h8e760e0_0 openjpeg 2.5.2 h0d4d230_1 openldap 2.6.4 h42fbc30_0 openssl 3.0.16 h5eee18b_0 packaging 24.2 py313h06a4308_0 pcre2 10.42 hebb0a14_1 pillow 11.1.0 py313hac6e08b_1 pip 25.1 pyhc872135_2 platformdirs 4.3.7 py313h06a4308_0 pluggy 1.5.0 py313h06a4308_0 pthread-stubs 0.3 h0ce48e5_1 pybind11-abi 5 hd3eb1b0_0 pycosat 0.6.6 py313h5eee18b_2 pycparser 2.21 pyhd3eb1b0_0 pydantic 2.10.3 py313h06a4308_0 pydantic-core 2.27.1 py313h4aa5aa6_0 pygments 2.19.1 py313h06a4308_0 pyparsing 3.2.0 py313h06a4308_0 pyqt 6.7.1 py313h6a678d5_1 pyqt6-sip 13.9.1 py313h5eee18b_1 pysocks 1.7.1 py313h06a4308_0 python 3.13.5 h4612cfd_100_cp313 python-dateutil 2.9.0post0 py313h06a4308_2 python_abi 3.13 0_cp313 ････････
ついでに付属で numpy も入ったことがわかります。
Python/pyplot 動作確認ファイル作成
Python/pyplot 動作確認用ファイルを作成します。
その原型は
さくら VPS Python/pyplot インスト－ル Python/pyplot 動作確認ファイル作成
から見ることができます。
その内容は次の通りでした。
#!/usr/bin/python3
# coding: utf-8
import matplotlib.pyplot as plt
x = range(0,10)
y = x
plt.plot(x,y)
plt.show()
plt.savefig('images/pyplot-g.png')
print("Content-type: text/html; charset=UTF-8\n\n")
print('<img src="images/pyplot-g.png">')
しかしこれでは conda 仮想環境にそぐわないところがあります。
まず、python3 の各パッケージは root にはなく
/home/yamada/miniconda3/bin/python3
にあります。
又、作成したグラフ pyplot-g.png のセーブ先は絶対パスで書く必要があるようです。
今回は
/home/yamada/public_html/img/pyplot-g.png
としました。
まとめるとファイル内容は
#!/home/yasuhiro/miniconda3/bin/python3
#coding: utf-8
import matplotlib.pyplot as plt
x = range(0,10)
y = x
plt.plot(x,y)
plt.show()
plt.savefig('/home/yamada/public_html/img/pyplot-g.png')
print("pyplot 確認完了")
となります。
上記のファイル内容の
#!/home/yasuhiro/miniconda3/bin/python3
～･･･～
print("pyplot 確認完了")
までをすべてをコピ－し、Python ファイルを作成します。
自分の PC Windows で TeraPad 等を使用して作成できたら
c:\vb_public_html
に保存します。
ファイル名は
pyplot-g-1.py
とします。
文字コ－ドは、UTF-8N
BOM なし
改行コ－ドは、LF
です。
SFTP で pyplot-g-1.py をアップロード
作成した pyplot-g.py ファイルをユ－ザ－ディレクトリ
/home/yamada/public_html
にアップロ－ドします。
やり方がよく分からない方は
Web サービスを始める SFTP でファイル アップロード
を読んでください。
ここまでで conda 仮想環境に Python ライブラリ matplotlib をインストールし その確認ファイルの準備ができました。
引き続き、作成した pyplot-g-1.py ファイルが動作するか確認します。