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Postfix 設定ファイル DKIM 対応修正

ここまで opendkim.conf ファイル設定が完了しました。
引き続き、Postfix 設定ファイル
/etc/postfix/main.cf
を修正(追加)します。

milter_protocol
Postfix が使うべき Milter プロトコルのバージョンを設定します。
milter_protocol = 2
とします。
smtpd_milters
smtpd_milters = inet:localhost:8892
を追加します。
/etc/opendkim.confd
で設定した Socket設定と合わせます。
Postfix の文法は inet:port@host という形式でした。
なぜか Milter の文法は inet:host:port となります。
non_smtpd_milters
non_smtpd_milters = inet:localhost:8892
を追加します。
/etc/opendkim.confd
で設定した Socket 設定と合わせます。
Postfix smtpd サーバを通さずに届いた新しいメールに対する Milster(メールフィルタ)に対する設定です。

まとめると、
シリアルコンソ－ル(β版)に入ったら
$ sudo nano /etc/postfix/main.cf
と入力して｢Enter｣を押し main.cf ファイルを修正最後に３行追加します。

milter_protocol = 2
smtpd_milters = inet:localhost:8892
non_smtpd_milters = inet:localhost:8892

修正が終わったら
Ctrl + o
Enter
Ctrl + x
で終了します。

dkim/keytable 作成

/etc/postfix/dkim/keytable
を新規作成します。
シリアルコンソ－ル(β版)に入り
$ sudo nano /etc/postfix/dkim/keytable
と入力し nano 画面が開いたら

mail._domainkey.70vps.net 70vps.net:mail:/etc/postfix/dkim/mail.private

１行で追加します。
２行に見えるかもしれませんが１行です。
70vps.net 70vps.net の間は半角空白１文字です。
70vps.net はドメイン名の例です。
新規作成が終わったら
Ctrl + o
Enter
Ctrl + x
で終了します。

dkim/signingtable 作成

/etc/postfix/dkim/signingtable
を新規作成します。
シリアルコンソ－ル(β版)に入り
$ sudo nano /etc/postfix/dkim/signingtable
と入力し nano 画面が開いたら

70vps.net mail._domainkey.70vps.net
１行で追加します。
２行に見えるかもしれませんが１行です。
70vps.net の後は半角空白１文字です。
70vps.net はドメイン名の例です。
新規作成が終わったら
Ctrl + o
Enter
Ctrl + x
で終了します。

公開鍵を DNS に登録

まず、公開鍵を確認します。
$ sudo cat /etc/postfix/dkim/mail.txt
とすると公開鍵の内容を確認する事ができます。
すると
mail._domainkey IN TXT (
"v=DKIM1; h=sha256; k=rsa; "
"p=MIGfM***･･･****AQAB" )
; ----- DKIM key mail for 70vps.net
のように見えます。
これをメモ帳等で編集して
"v=DKIM1; h=sha256; k=rsa; p=MIGfM***･･･****AQAB"
････①
のように１行にします。
･･･k=rsa; " "p=MIG･･･
の｢"｣が２個なくなっていますよ。
そして、①の最初と最後の２個の｢"｣は必要です。
①をゾ－ン編集で登録します。

ここまでで DKIM 公開鍵が作成できました。
引き続き、これを DNS に登録します。