さくら VPS Ubuntu PHP
PHP を動作させる
ここまでで、サイトを SSL 化することができました。
引き続き、PHP を動作させていきます。
PHP インスト-ル
に沿って作業を進めます。
PHP のインスト-ル自体は
さくら VPS に LAMP server をインスト-ル
で完了しています。
タイムゾーン設定
タイムゾーンを日本時間にします。
さくらの会員IDでログイン からコントロールパネルにログイン
シリアルコンソ-ル(β版)を開き、
yamada@********:~$ sudo nano /etc/php/7.2/apache2/php.ini
とし、↓ キ-を押していると下方向にスクロ-ルします。
一番下まで行くようなイメ-ジで探します。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
; Module Settings ;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
の下あたり、
[CLI Server]
の次
[Date]
の下
# 939行目:コメント解除しタイムゾーン設定
date.timezone = "Asia/Tokyo"
とします。
インストールと設定が完了したら Apache2 を再起動します。
$ sudo service apache2 restart
PHP でのユーザーホームディレクトリ利用
Apache2 のデフォルトでは Apache の Web ディレクトリ
/var/www/html/
に存在するファイルがブラウザに表示されるのでした。
すなわちここに PHP ファイルを設置すればこれをプラウザで確認することができるはずでした。
でも、これまでに、
ユーザーホームディレクトリ
仮想ホスト
SSL 化
等の設定を実行してきました。
このため Apache の Web ディレクトリ
/var/www/html/
に存在する PHP ファイルはもうブラウザに表示できなくなっています。
よって、PHP が Apache2 のユーザーのホームディレクトリ領域を利用できるようにします。
最初に userdir モジュールを有効にします。
実はこれは済んでいます。
ユ-ザ-ごとの公開ディレクトリを用意する
を参照してください。
実は、userdir モジュールを有効にしたために、
/var/www/html/
に存在するファイルはブラウザに表示できないのです。
続いて PHP を有効化するため、php7.2.conf を書き換えます。
ec2 Ubuntu 18.04.1 LTS apache2 ユーザー/public_htmlのphp7.2設定
に行くとその方法が書かかれています。
php7.2.conf の設定を変更します。
yamada@********:~$ sudo nano /etc/apache2/mods-available/php7.2.conf
として PHP の構成ファイルの編集をします。
最後の方で php_admin_flag engine が Offになっているので、これを on にします。
<IfModule mod_userdir.c>
<Directory /home/*/public_html>
php_admin_flag engine on
</Directory>
</IfModule>
保存したらモジュ-ルを有効にします。
yamada@********:~$ sudo a2enmod php7.2
次に apache2 サービスを再起動をします。
yamada@********:~$ sudo systemctl restart apache2.service
設計事項はこれで終わりです。
PHP 動作確認用ファイル作成
PHP 動作がするか確認するためのファイルを作成します。
自分の PC Windows OS 上で、ブラウザで公開するファイルを作成します。
テスト用の PHP ファイルを作成して
公開フォルダ(名前は適当)
c:\vb_public_html
に保存します。
内容は下記のように簡単です。
<?php
phpinfo();
?>
ファイル名は適当に info.php とします。
文字コ-ドは、UTF-8N
BOM なし
改行コ-ドは、LF
です。
この info.php を自分の PC Windows フォルダ c:\vb_public_html に保存してください。
SFTP でファイル アップロード
作成した info.php ファイルをユ-ザ-ディレクトリ
/home/yamada/public_html
にアップロ-ドします。
やり方がよく分からない方は
ユ-ザ-ごとの公開ディレクトリを用意する
の「SFTP でファイル アップロード」
を読んでください。
PHP 動作確認
PHP の動作確認をします。
ブラウザ表示がどうなるのか示します。
項 | URL | 表示 |
---|---|---|
1 | https://70vps.net/info.php | ○ |
2 | http://70vps.net/info.php | □ | 3 | https://70vps.net/~yamada/info.php | ○ |
4 | http://70vps.net/~yamada/info.php | □ |
5 | https://100.101.102.103/info.php | × |
6 | http://100.101.102.103/info.php | ○ | 7 | https://100.101.102.103/~yamada/info.php | × |
8 | http://100.101.102.103/~yamada/info.php | ○ |
9 | https://ik0-123-45678.vs.sakura.ne.jp/info.php | × |
10 | http://ik0-123-45678.vs.sakura.ne.jp/info.php | ○ | 11 | https://ik0-123-45678.vs.sakura.ne.jp/~yamada/info.php | × |
12 | http://ik0-123-45678.vs.sakura.ne.jp/~yamada/info.php | ○ |
● 注意
100.101.102.103 及び
ik0-123-45678.vs.sakura.ne.jp は
さくらから指定される IP アドレス 及び ドメイン名の例です。
表示 □印 ではリダイレクトが発生します。
また、~yamada はユ-ザ名の例です。
ブラウザの URL アドレス欄に上記 各 URL を入力して表示してみてください。
表示が○□印のところの URL で
PHP Version 7.2.24-0ubuntu0.18.04.6
以下ずらずらとPHP情報
が表示されれば動作確認は完了です。
2,4 項は https:// にリダイレクトされ OK になっています。
70vps.net ドメイン名でのアクセスが SSL 化されているので、
IP アドレス 100.101.102.103
さくらからのドメイン名
ik*-***-*****.vs.sakura.ne.jp
を使用する場合は http:// でないとアクセスできません。
これで、PHP を動作させるの説明は終わりです。
引き続き、MySQL インスト-ルしていきます。